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さく乳した母乳の赤ちゃんへの授乳: 質問に対する回答

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さく乳した母乳の赤ちゃんへの授乳

さく乳した母乳はいつから赤ちゃんにあげることができますか? どうやってあげるのが一番いいですか? また「乳頭混乱」について気を付けたほうがよいですか? さく乳した母乳に関するお母さま方の質問にお答えします。

 

さく乳した母乳はいつから赤ちゃんにあげるべきですか?

赤ちゃんが健康で直接授乳がうまくいっている場合は、急いでさく乳した母乳を与える必要はありません。最初の4週間は赤ちゃんが効率的な授乳を習得しながら、お母さまと赤ちゃんが協力して母乳分泌を開始・確立します。限られたデータしかありませんが1、1か月目という極めて重要な時期にむやみにほ乳瓶を使い始めることは、こうしたプロセスを妨げる可能性があると考えられています。

しかし、新生児が何らかの理由でうまくくわえられない、または吸いつけない場合は、産後できるだけ早くにさく乳を始めます。詳細なアドバイスは、産後1週目に直面する問題の解決方法および早産児または特別なケアが必要な赤ちゃんへの母乳の授乳についての記事をお読みいただき、担当の医療従事者によるサポートを受けてください。

 
 

どうすればさく乳した母乳を赤ちゃんにあげることができますか?

お母さまと赤ちゃんのニーズに応じて選べる、専門的に設計された授乳ソリューションのラインアップがありますので、さく乳した母乳を赤ちゃんに授乳することができます。

例えば、Medela(メデラ)の革新的なCalma(カーム)は、赤ちゃんが吸てつし吸引圧が生じた時だけ母乳が流れます。これは、赤ちゃんがお母さまのおっぱいを飲むのと同じやり方、同じ舌の動き、同じあごの動きでほ乳瓶からおっぱいを飲めることを意味します2,3 。西オーストラリア大学の母乳育児の専門家と共同開発したCalma(カーム)であれば、赤ちゃんは直接授乳の時のように吸てつし、飲み込み、休み、呼吸することができます4 。Calma(カーム)は、赤ちゃんの自然な吸てつを維持することにより、直接授乳からボトル授乳への切り替えや、逆にボトル授乳から直接授乳への切り替えも容易にできるようにデザインされています。

Medela(メデラ)はまた従来の乳首を流量の異なる2つのタイプをご用意しています。また、当社の乳首はすべてさく乳で使用する母乳ボトルに直接装着でき、こぼれるリスクを最小限に抑えます。

新生児がさく乳した母乳を必要としているけれども、赤ちゃんが直接授乳に慣れるまではボトルを使いたくない場合は、短期の使用を目的としたベビーカップを使うことができます。ベビーカップであれば、赤ちゃんはさく乳した母乳をすするように少しづつ、またはぴちゃぴちゃと飲むことができます。飛び散らないように気を付けてください。ベビーカップを初めて使用する時は、お母さまと赤ちゃんの両方がコツをつかめるように医療従事者がそばにいることが望ましいです。

通常の直接授乳に加えて、さく乳した母乳を足す必要がある赤ちゃんには、SNS母乳哺育補助システム(SNS)が役立つ場合もあります。このシステムには、赤ちゃんに直接授乳をしながらさく乳した母乳をあげられるように、お母さまの乳首に沿って固定できる細くて柔らかい管があります。これにより赤ちゃんが長く乳首に吸いついていることができ、それがさらに乳房を刺激して母乳分泌が保たれるのを助けます。また、赤ちゃんの吸てつスキルの向上にも役立ちます。低母乳量のお母さまや、養子または代理出産児のお母さまにとって役に立つでしょう。

赤ちゃんが(障がい、先天性疾患または虚弱などの理由により)直接授乳に必要な強さで吸てつすることができない場合は、特別なニーズがある赤ちゃん向けに作られたフィーダーを試してみましょう。このフィーダーを使えば、吸てつができない赤ちゃんでも、代わりとなる優しい圧力を利用して哺乳することができます。

 
 
 

どうやってボトル授乳を始めればよいですか?

母乳育児がうまくいき、さく乳した母乳をボトルで赤ちゃんにあげるのに適したタイミングだとお母さまが決断された場合は、以下のコツに従ってください。

ゆっくり行います

夜に外出して楽しむ日や職場復帰の初日に、初めてボトルを使うのは避けましょう。数週間前からリラックスした焦らない方法で少量の母乳から始めてみます。さく乳した母乳の1回分すべてをボトルであげることを目標に、徐々に増やしていきます。

タイミングを見計らいます

赤ちゃんがさく乳した母乳を初めてボトルで飲む時は、できるだけリラックスできるように、赤ちゃんの目が覚めていて、しかも空腹すぎない状態が理想です。

授乳を他の人に任せます

赤ちゃんはお母さまのおっぱいに慣れているため、お母さまがボトルであげると赤ちゃんが混乱したり、ストレスを感じたりすることがあるかもしれません。初めてボトルを使う時は、誰か他の人に任せて、赤ちゃんがお母さまを見たりお母さまの匂いをかいだりできないように、お母さまが部屋の外にいると簡単にできる場合があります。

熱すぎず、冷たすぎないように

さく乳した母乳が体温、つまり37°C(98.6°F)くらいの温度であると、赤ちゃんが飲む可能性が高くなります。

母乳をちょっとつける

赤ちゃんにボトルを差し出す前に、母乳の味と匂いがするように、ボトルの乳首をさく乳した母乳に浸けてみます。次に、優しく赤ちゃんの上唇をボトルの乳首で刺激して、口を開けるよう促します。

ボトルによる授乳のための姿勢

赤ちゃんが欲しがる時にあげ、赤ちゃんを半縦抱きの姿勢で抱っこします。窒息する危険があるため、赤ちゃんが平らに寝ている時にボトルで飲ませたり、ボトルで赤ちゃんを支えたりすることは決してしないでください。赤ちゃんが休みたいようであれば休ませ、赤ちゃんのペースに合わせます。授乳中に向きを変えてみてもかまいません。

焦らずに待ちます

赤ちゃんがすぐにボトル授乳を好きにならなくても心配しないでください。何回か試してみることが必要な場合もあります。赤ちゃんがボトルを押しのけたり、ぐずり始めたりした場合は、赤ちゃんをなだめて数分待ってからもう一度試します。それでも赤ちゃんがボトルで飲まない場合は、さらに数分待ってから普段どおりに直接授乳します。別の時にもう一度ボトル授乳を試してみます。

 

さく乳した母乳をどれくらいの量あげるべきですか?

赤ちゃんによって異なります。研究では1~6か月の赤ちゃんのうち、ある赤ちゃんが一回の授乳でわずか50mlしか飲まない一方で、別の赤ちゃんは230mlも飲む可能性があることが示されています。母乳ボトルに約60mlの母乳を用意するところから始め、赤ちゃんがもう少し欲しがるかどうかを確認します。すぐに赤ちゃんが通常どれくらい飲むのか分かるようになりますが、無理に飲み切るように仕向けることは決してしないでください。 

 

どうすれば安全に母乳ボトルによる授乳ができますか?

必ずポンプセットとボトルは取扱説明書に従って洗浄・消毒し、さく乳前、母乳を扱う前、赤ちゃんにあげる前には手を洗います。さく乳した母乳の安全な保存と解凍に関する当社のガイドライン参考文献に従ってください。

母乳を温める場合は、母乳ボトルまたはバッグをぬるま湯が入ったボウルまたはウォーマーに入れるか、温かい流水(最大37°Cまたは98.6°F)をかけます。決して電子レンジまたはガスレンジで母乳を温めないでください。

 

赤ちゃんはおっぱいからボトルへの切り替えに対応できますか?

ボトルを使い始めるのが早すぎる場合、赤ちゃんが人工乳首に慣れて直接授乳に戻りにくくなるのではないかと心配するお母さまがいます。赤ちゃんは早いうちにボトルに慣れないと、その後は決して受け付けないのではないかと、逆の問題を心配するお母さまもいます。こうした問題はいずれも一般的に「乳頭混乱」と呼ばれます。

乳頭混乱が本当に問題なのかという点について、専門家の意見は分かれています。1 確かに吸引圧を必要としない従来のほ乳瓶の乳首に吸いつけば、母乳が滞りなく流れて重力が手伝ってくれるため、赤ちゃんにとってはお母さまの乳首を吸てつするよりも楽かもしれません。また、おっぱいかボトルのどちらか一方を好み、もう一方は決して好きにならないような赤ちゃんもいます。しかし、多くの赤ちゃんはこの二つをうまく切り替えます。 

これでも赤ちゃんにさく乳した母乳をうまくあげられない場合は、ラクテーション・コンサルタントまたは母乳育児の専門家にご相談ください。

 

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